「いちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門」を読んで

今までGitを使ってきたけれど、ちゃんと理解しておらず困ったときに調べて終わり、を繰り返してきたのでちゃんと勉強することにした。良さそうな本を探しているとamazonでレビュー数が多いこの本を見つけたので読んでみた。

普段から使っているのもあって書いてある大体のことは知っていたが次の2点は新しい発見だった。

GUIよりCUIを使う

普段はTortoiseGitを使ってGUIで管理しているが、こちらの本ではCUIを使って管理することをおすすめしている。理由としてはGUIだと使えない機能があったりするがCUIだとすべての機能を使えるため、と説明している。

今までGUIを使ってきて出来ないことがなく(機能を知らないので不便なことをしているかもしれないが)、ログでどのような変更が行われてきたかが一目瞭然なのでGUIの方がいいのではないかと思っている。

この本ではログを見ることの説明はされておらず、おそらくGitHub上でやることになると思うのだけれどGitHubを使わないローカルのみの場合は不便に感じる気がする。それかCUIでログを見るのが簡単にできるのかもしれない。もっと調べる必要がある。

プルリクエストとレビュー

Gitでプルリクという言葉はよく聞いていたけれど良くわかっておらず、複数人で作業している時に自分が担当したブランチをマージしてもらうための確認依頼のこと、だと何となく思っていた。ただしくはGitHubの機能でリモートリポジトリにプッシュしたブランチをマージしてもらうためのレビュー依頼のこと。Gitの機能だと思っていたけれどGitHubのこと。

よく聞くレビューでのアレコレはプルリクの一環としてレビューが必要だから行われていたこと。毎回そんなことが必要なんて複数人での開発は大変だなぁと思っていた。けれど他の人に確認してもらうことは大切だし、お互いに高めあうことになるのでとても良い習慣だと思った。

普段は一人で開発することばかりでレビューをすることもされることもないため、自分のコーディングの善し悪しが全然わからない。レビュー文化、いいなぁ。

読んでみて

GitやGitHubのインストールはサインアップ方法から実際の使い方まで、わかりやすく書いてあり最初からこの本を読めば基本的なことは出来るようになると思う。ただGitを使ったことがある人は殆どわかっていると思うので他の本を読んだ方がよいと思う。初心者向けとしてとても良い本だった。