Clean Craftsmanshipを読んで

ITエンジニア本大賞2023の技術書部門ベスト10に選出されていたクラフトマンシップ。クリーンシリーズの最新作だそう。気になったものはとりあえず読んでみる。

翻訳者の角征典さんの紹介スライドを見つけた。
ソフトウェアクラフトマンシップとプログラマーの誓い - Forkwell Library #8 | ドクセル

規律・基準・論理をもってソフトウェア開発を行う必要がある。そのすべてはTDDだね、というお話。

その中で規律とはTDDで開発者がコードに問題がないと言える方法なのでしっかりやりましょうと詳細なやりかたや具体的な方法がかかれている。レッドから始まりグリーンにしてレッドにしてグリーンにしてを繰り返していく。これ自体は他の本でも読んだことがあるのか知識として持っていた。

ただ実際これをどこからどこまでやるのか、という問題がいつも付きまとう。何から何までやっていたら時間がいくらあっても足りず、本当に簡単な処理ならテストをする必要すらない。じゃあどこからなら必要か、という線引きが難しく、出来るなら全部やった方がいいよね、でも時間足りないよね、の堂々巡り。みなさんはどう判断してどうやってるんでしょうか。

そして小さい会社で小さい案件しかしていないせいか他のテストがよくわからない。いっつも手動テストで全てを確認している。自動テストとは?結合テストとは?QAとは?どこかでこういうことを学ばないといけない。何か勉強できる書籍ないかな。

後半の基準・倫理ではクソなコードは出さない、社会に悪い影響のでるコードを作らないなど大学で学んだ技術者倫理と同じように書かれている部分があった。両方倫理について書いているので当然か。

一通り読んだけれどまだ理解しきれていない部分があるので、また時間をおいて読み返したい。ソフトウェア開発者として大事なことが書いてるので1度は読んでみることをおススメする。

常にクリーンに、グリーンに、行きましょう、生きましょう。